感染症の原因となるのは、ウイルスや細菌だけではなく寄生虫も含まれます。

寄生虫とは、動物や人の皮膚や体内に取り付いて生きる生物のことです。

寄生虫が宿る生き物のことを宿主と呼び、寄生虫は宿主無しでは生きられません。

体表面に寄生するものを外部寄生虫、体内に寄生するものを内部寄生虫と言います。

聞いたことのあるものでは、ダニやノミ、シラミも寄生虫に分類されます。世界では約200種類、日本では約100種類が確認されていて、寄生虫によって宿主に何らかの病気が出た場合にはそれは寄生虫症と呼びます。

寄生虫の感染経路は様々ですが、最も多いのは経口感染です。

生肉や生野菜を食べて感染したり、ペットに寄生している寄生虫が飼い主に感染することもあります。

ハエや蚊、ノミに噛まれることで起こる刺咬感染もあり、よく知られているところではアフリカでハマダラカに噛まれた人がマラリアに感染したケースがあります。

また、河原や湖の周りを素足で歩くことで皮膚から寄生虫が侵入する経皮感染、性行為によってケジラミやトキソプラズマに感染することもあります。

ケジラミや人から人へ間接的に感染するので、感染者とタオルや毛布等を共有で使うことは危険です。

寄生虫の感染を防ぐ方法はいろいろありますが、どれも日常生活の中で少し気を付けるだけでできることばかりです。

まず、生ものはできるだけ食べないことが基本的な予防法です。

食べ物は加熱するか冷凍するようにしましょう。

加熱の場合は60度で数秒、冷凍の場合は-20度で24時間置いておくと安全です。

あと湧き水もそのまま飲むのは寄生虫に経口感染してしまう恐れがあるので、できれば煮沸してから飲むようにすればより安全です。

調理の際に生肉や生魚を触ったらこまめに手を洗うようにしましょう。

手を洗わないと、生肉等に付着していた寄生虫が他の食材にも付着してしまって感染が拡大してしまう可能性があるので注意が必要です。

寄生虫に感染しないようにするには、生活の中でほんの少しだけ気を付ければ良いので特別なことをする必要はありません。