院内感染によって引き起こされる感染症は、健康な人がかかっても大事に至らないものであっても病気で身体が弱っている人にとっては重症化しやすく、場合によっては死に至ることもあります。

また、誰かが感染すると広がるのも早く深刻な問題になりやすいのも特徴です。

院内感染で多い病気として、流行性角結膜炎というものがあります。

これは、所謂はやり目のことでアデノウイルスが病原体です。

アデノウイルスは感染力が非常に強く、院内感染も起こりやすいので対策マニュアルがある病院も多いです。

潜伏期間は1週間から2週間くらいで、目の充血、異物感、耳前リンパ節の腫れ、発熱、目やにが増える等の症状が見られます。

今の段階では病気に対する特効薬は無いので、ステロイド点眼薬での治療が中心になります。

消毒や滅菌が不十分な医療機器から感染したり、医師や看護師といった医療従事者や来院者がウイルスの運び手となって患者に付着し、目に触れてしまうのが主な感染経路です。

もし、この病気になってしまったら外出はしないようにしましょう。

学生の場合は学校に行ってはいけないですし、社会人でも出勤しないのが望ましいです。感染者とタオルを共有で使ったり、同じお湯での入浴も控えてすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

針刺し事故や等で起こる感染症には、HIVがあります。

HIVは、ヒト免疫不全ウイルスによって発症し、発熱、喉の痛み、リンパ節の腫れ等の症状があります。

針刺し事故でHIVに感染した場合は、2時間以内に抗HIV薬の内服が必要です。

患者の採血や注射後の針を誤って自分に刺してしまうことで針刺し事故は起こりますが、患者が何らかの菌やウイルスを持っているとHIVに限らず、感染の可能性があるのですぐに検査を受けることが大切です。

輸血によるHIV感染については、輸血前に血液がHIVに感染していないか厳しく検査されているのでまず心配ありません。

針刺し事故を防ぐには、使用済みの針やメスで怪我をしないように十分注意すること、破棄する時は針先が飛び出したりしない固い密閉容器に捨てる等の工夫をすると良いです。